真夜中

目が覚めた。というより、眠るつもりじゃなく眠ってしまっていたので、起きた、のほうが正しいのかな。

お風呂に入って、一息。しーんとした夜。外は寒いけど、部屋の中は暖かい。でも、とっても乾燥していて、ああ、ここは大陸の気候なんだなあ、と思い出す。

年末なんだなあ・・だとか、急に感慨深くなったり、今年一年の出来事を思い浮かべてみたりしているうちに、眠れない気がしてきたけれど、多分、身体は疲れているはずだから、横になればすぐ眠れるのだろう。

なんだか脱力している感じ、張りつめていたものが、ぷっつりと切れてしまった感じ。いろんなことを感じて、いろんなことを考えて、きっとぱんぱんに心が頑張っていたのだろうな。

頑張ってたんだけどな、私。

いつだって頑張ってきて、それでも、表にそれを出さないものだから、誰もが私はそんなに大変な思いをしているだとか、ぎりぎりで何とか保っているだとか、そんなことは忘れてしまう。でも、それは私が選んでそうしているわけだから、それはそれで、わかってほしい、だとか思うことが間違っている。でもね、たまにわかって欲しいな、と思ってしまう、弱い私がぽろりと出てしまうこともあるんだよ。そんなときは、一人で泣いて、ひとしきり泣いて、泣き疲れたときには、いつもの大丈夫な私に戻ってるんだ。

泣いてしまえれば、涙と一緒に、何かが私の中から消えていってくれるのだろうか。

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今年もあと1日。年が変わる瞬間には、いろんなことを思うだろう。今年もまた、大変な一年だった。いつも、いつも、年が変わるときには思うことだけれど、ああ、大変だったなあ、新しい年こそは、平穏でいられるといいなあ、そう考えていて、結局はまた、次の年を迎えるときに、同じことを思う。

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少し、バランスが崩れた、かな。まあ、いつもぎりぎりで歩いている私がいけないんだろうけれど。

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眠ろう。明日は、街へ繰り出そう。