つづけてクラリネット
モーツアルト、クラリネット五重奏。同じくウラッハ。この曲も大好きなんだなあ。
でも、ウラッハのクラリネット、これは私にとってはちょっとした意識改革になるかもしれない。クラリネットの音色のイメージが少し変わった。もっと乾いていて透明感のある感じの音しか、今まで知らなかった。この人のクラリネットは何ともふくよかで尖ったところが一切ない。聴いていると、ふんわりとした雲の中に自分がいるような、そうそう、孫悟空の金斗雲に私が乗って漂っている感じで心地良い。あ、でも、私、高所恐怖症だった。
あーそれにしても気持ちいいなあ。
-
- -
カップリングはブラームスのクラリネット五重奏。この曲は初めて聴いた気がする。モーツアルトのそれとは対照的な感じで、「大人」のムードがちらちらと見え隠れする。どこか哀しみを感じさせる曲調なのだけれど、ウラッハのクラリネットの音色の包容力は、それさえも取り込んでますますロマンティックにしている気がする。
-
- -
