MOZART/ Concert for Clarinet

バイオリンがあまりに強烈だったので、次は優しい曲を。モーツアルトクラリネットコンチェルト。この曲、大好き。カップリングはファゴットコンチェルト。これもいい。

勧めて貰った勧められたウラッハという人のクラリネットがとても温かい。こんなに柔らかく豊潤な感じのクラリネットは初めて聴いた気がする。少し音程の取り方も独特な感じ。さっきまでの切れるようなバイオリンで疲れたせいか、すっかり包まれるように引き込まれる。ああ、こういう曲こそ、昼下がりに聴きたかったなあ。夜だからダメってわけじゃないんだけど。何か、陽の光の背景を感じる音だから、かな。

まあ、実はモーツアルトのこの手のコンチェルトって、ん?このメロディ使い回しですか?みたいなところがないこともないけれど、それはもう、「モーツアルトだから」という理由が通ると思うし、やっぱり美しい旋律というのはこういうものだなあ、と納得させてくれるのは凄いことだと思う。

しばらくこれでまったり、力を抜いていよう。

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と、思ったときに、ああ、これなのかー、モーツアルトで免疫機能が上がりますよ、というのは、と気づいた。あはは、なーんだ、そういうことかぁ。間違いじゃないけど、何とも安易な発想だなあ。あはは。あ、悪いという意味じゃなくてね、簡単だなあ、というだけのこと。多分、何らかの実験系を組んで、モーツアルト聴かせた群と、そうだなあ、何だろ、ハチャトゥリアンがいいかな、例えばわかりやすいところで言うと「剣の舞」か何か、まあ何でもいいんだけど、そういう緊張しそうな曲を聴かせた群で免疫機能の指標になるものを何でもいいから計測して比較、統計処理したら、結果、有意差は出そうだよね。っていうか、出てるんだろうな。まあでるでしょ、それは。免疫機能だけじゃなく、色々でそう。でも、それで、「身体にいいモーツアルト」とか言っちゃうってのが、私には馴染めないけど。あはは。そっかー。納得。