デジカメが!

カバンの中に入っていない!えー、どして?忘れてきたんだなあ、珍しく。

通勤途中、あまりも、すじ雲が見事だったので、カメラ、カメラ・・と思ったのに、ない。私がカメラを身につけていないなんて、あり得ないのになあ、今朝はよほどあわてていたらしい。

ま、いいか、と思ったけど、よくなかった。

実験、してみました。昨日もらってきた消えかけのAのキートップ。歯科用コンポジットレジン用表面コート剤を塗ってみた。こういうのは、絶対に塗るときに、うすーーーーく塗るのがコツなのは仕事柄わかっているので、とにかく薄く塗ろうと頑張った。でもまあ、自分の手でやる作業だから、多少のムラはいたしかたない。で、字の上からと、あと、関係ないところに、スポットで塗布。塗布した感覚では、とくに溶解している感じはない。んでもって文字の印刷塗料がにじむ感じもない。おっしゃ。ということで、重合。(光重合です)十分に重合させて、見てみると。うーん。色が。未重合のときは無色透明だったんだけど、やっぱり少し色がうっすら。ピンク色とオレンジ色の中間色な感じ。でも、かなり薄く塗布できた部分は、殆ど気にならない。厚みがあると色が見える程度。あ、これをデジカメで撮って・・・・

・・・。ない。デジカメない。むーん。どうしてこんな日に限って、持ってくるのを忘れるかなあ>私。

まあ気を取り直して。触った感触は、全く問題ない。少しつるつるするけれど、気持ちの悪い感触ではないし、むしろ、元々感じていた文字のインクによる凹凸を感じなくていいかも。あとは、これがどういうふうに劣化していくかだな・・さて、どうやって実験するか。指ですりすりし続けてみようか。爪でがりがりやってみる、というのもやらなきゃならないと思うのだけれど、実は私はこの機会に深爪な私に戻ろうと決心しているので、爪がもう既にないからなあ。私の爪以外のものでがりがりやってみるのは、この際意味がないし。

そうそう、深爪といえば、爪っていうのは、切っていればどんどんなくなって行くのですよ。その昔、フレッシュなころには大学病院の口腔外科、というセクションに私はいたのですが、尊敬する先輩たちは、みんな深爪なわけです。まあ、毎日手荒い手洗い(素で間違った)(これは、手術の前に行う儀式で、マニアックなまでにブラシや色々なツールと洗浄液を使って手をがしがし洗うこと、普通の人がおトイレ行ったあとに手を洗う、というのとは全然別物)しているわけで、そうなると爪というのはないほうが都合がよく、その結果、毎日のように白いところが無くなるまで爪を切っている生活になるわけです。で、それを続けていると、ですね、恐ろしいことに、その白いところのラインがどんどん後退していきます。で、元々あった爪の半分くらいの大きさまで退化して、完全に指先は肉球状態になるんですよね。その肉球具合がある意味ステータスだったりして、その頃の私の手は、もちろん、手の甲側から見ても指紋が見えるといっても過言ではないような状態でした。今思うとストイックすぎるけど。でも、その反動か、3年目くらいになると、下っ端ではなくなってきて、私は主に外来担当だったりすることもあって、手術なんていうのも、簡単なものしか接することがなくなって、そうするともう、爪なんてあっていいわけです。で、どんどん伸ばす。今までの仇をとるように伸ばして、おまけにそこにネイルアートなんていう時期がありました。それがある程度は長くなったり短くなったりしながら、3年くらい前まで続いていたのです。手袋をするので、ある程度慣れるとあんまり爪の長さは極端でなければ関係なくなるのです。が。少し前からもうそういう爪には飽きがきていて、清潔で短めの爪にエナメルというのが気分だったのもあって、このところは短め安定。そのほうがラテックスの手袋を誤って引っかけて破る、ということも減りますしね。でも、もうこの際、それでも満足いかないので、昔の私の深爪に戻そうと思います。これでキーの字も消えにくいだろう。これで同じように消えたら、それはそれでイヤな感じですね。でも、多分、私の場合はどうやら爪のせいではない、という気がします。

と、脱線しました。というわけで、爪でがりがり試験はもういいとして、指ですりすり試験をしばらくやってみようと思います。でも、そう言っている間にも、ミクロ的にはもう文字は剥げて行っているんだろうなあ。ああ、虚しい。すりすり試験はとにかく頑張ってやってみて、ああ、でも、どの時点で判断すればいいんだ、それに関する文献なんてないだろうしなあ、ああ。誰か知ってたら教えてください。むーん。

で、これでオッケーだろ、ということに自分で納得したら、キートップにコート、やってみることにします。コツは、うすーーーーーーーく塗ることには、間違いなさそうです。