探検に行ってきた

本日、休日、朝から取り壊し予定らしい団地まで探検に行ってきた。(というか、連れてってもらった)

うちから車で走ること約20分。その一角だけが、まるで日本じゃないみたいに別世界だった。まだまだ建物を見ると使えそうなのだけれど、見えない不具合でもあるのかなあ。もったいないなあ、なんて言いながら、てくてく。

水色に塗られた壁。赤いドア。はげたペンキ。育ちすぎたサボテン。小さな枯れたザクロ。ピンク色のタチアオイ。埋められたセメントと石。さびた配管。ガムテープが貼られたポスト。崩れ落ちた階段。鈴なりになった枇杷。盛りを過ぎたアジサイ。ひと気の無いアスファルトの道。

そのどれもが心の奥にある何かに、きゅーんと来る。エキサイト。暑さも、蚊の襲来も、気にならずにてくてく歩く。知らない間に1時間ほどが過ぎる。フィルムはどんどんなくなって、多めに持って行ったはずが、すっかりなくなってしまった。

さて、そろそろ、という段になって、汗だくになっている自分を発見。足には無数の虫さされ、靴下は何かの刺だか種だかだらけ、黒いワンピースは土やホコリだらけ。集中力って怖い。

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面白かった。また、行こう。雨の日なんかに歩いてみるのも、なかなかよさそうだなあ。

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つれてってくれた、リラ先生、ありがとう。