暗室でした

昨日は木曜日、またまた暗室でした。

ポートフォリオ展に出しませんか」というメールをもらったので、どーしようかなあ、と悩みつつ、とりあえず、今ファイリングしている中にない、今までのネガを焼いてみて、うまく行きそうなら参加させてもらおうかなあ、と思いながら焼いていったのだけれど、いやー、自分でも驚く仕上がり、そういえばこのあたりのネガって、今の印画紙では焼いてなかったなあ、と気づき、そのあまりの違いに感動しましたよ。

モノクロをはじめてからしばらくは、できるだけ普通に焼いてみるのが勉強になる、と思っていたので、安価でスタンダードなものを、と選んでいたのだけれど、ここ半年くらいは「そろそろいいよね」と、自分が素敵!と思っている印画紙を使い続けていて、やっぱり結果が綺麗なわけで、いいやん、印画紙くらい、そろそろ好きなのを使っても、と自分で自分に言い訳をしながら使ってきたのだけれど、これだけ結果が違うなら、もう言い訳とかいう次元じゃないなあ、と思った。いやー、まいったなー。

なんていうか、もう、暗部の再現が違う。もちろん全体のトーンも違うのだけれど。ス抜けに近いと思い込んでいたネガも、全然そんなことない、こんなに情報があったんだ!という驚き。コレは私の好きな暗い場所の写真にぴったりじゃありませんか。

というわけで、これが「水の中だから綺麗だったのね…」という結果にならないように祈ります。いや、さすがにもうそんなことはないかな。一緒に暗室に入ってくれた暗室オーナーもほめてくれたし、フラットニングが終わるのが楽しみです。

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23日から、十三「ブルームギャラリー」にて、ポートフォリオ展に参加予定です。