今日のミナミ

カメラ屋さんでガラスケースに張り付いていろいろ見ていたときに、ちょっと離れたところで、年配の店員さんが、若い店員さんとカメラのことを話していた。曰く、レンジファインダーについて。「一眼レフと違って、ミラーがないやろ、そのぶんレンズとフィルムが近いからな、広角のレンズなんかのときにもひずみにくいんやで」だとか、いろいろ。うんうんうん、と心の中で頷きながら聞いていた私。何のカメラについて話してるんだろう、とちらりと見たところ、バルナックと似た形のニコンのカメラだった、ように見えた。「二重像がな…」とか、「視差が…」とか、いやー、私的に超ブームな言葉ばっかりで、面白かった。

で、そのときに私が一生懸命に見ていたのは大きな一眼レフだったりする。今日は品物が充実していたように感じたけれど、それは、ただ単に私の知識が増えて、いろいろ見なきゃならないものが増えたせいかも。気づけば1時間以上をそこで過ごしてしまった。びっくり。あんまり真剣に見すぎて、ぐったり疲れてしまった。

んで、今日から使い始めた古い一眼レフのOM-1でちょっと撮った。どんな写真が撮れているんだろう。しかし、このカメラ、ピントを合わせる中央部以外の周辺が全部ぼけて見えるので、どんな写真になっているか想像できませんよ。もちろん、それはレンジファインダーの見え方に比べるのがいけないんだろう。

誰だよ、「一眼レフは見たまま写る」なんて言ったの。むーん。むーん。