12月のチューリップ

この真っ白のチューリップは、大幅な品種改良されたもの、この時期に長期間にわたって咲き続ける、という、考えてみるとかなり不自然なチューリップなのだけれど、今年の秋に全くベランダ仕事をしなかった私にも、この季節に、文字通り花を添えて楽しませてくれる、とても健気な姿が清々しい。

この白さも人工的な感じではあるけれど、私のベランダの色合いには輝く一点になってくれて、よく映える。

こうして人間は自分の欲望に合わせていろんなものを創り出して(って、もちろん私が創ったのではないけれど)、そのことについて、ちょっぴり罪悪感を持ちながらも、この透き通るような白さの美しさには抗えない。

今年最後のベランダ仕事のあとに、イクシで撮ってみた。

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一年の最後の日。色々なことに思いを馳せながら、今、私の部屋のステレオ装置が鳴らしているのは「チャイ5」。今日は何枚か聴き比べしてもいいな。