夜は明けて

朝。外はとてもいいお天気。

ベランダのバラを、ついに枯らしてしまいそうになっている。バラはデリケートな植物で、私が手をかけなくなっていることを、そのまま、身体で抗議している。ごめんなさい。でも、もうダメみたい。病気になっている葉っぱを摘み取る元気もないよ。水やりを忘れてしまうくらいに頭がぼーっとしているよ。

きっと、本当に枯れてしまったバラを片づけなければならなくなったとき、とても悲しいのだろうな。

私に力をください。ああ、でも、こうやって、与えられるのを待っている間は、きっと力なんてわいてこないのだろう。