あたった・・

修理は難航らしく、足りない部品を買いだしに、日本橋まで行ってきました。結局、そのお店へ行くのに便利な駐車場を聞くために実家の父に電話をして聞いて、電話を切って2分後に父からコールバック、「そこ、通販もやってるで」。うん、おとーさん、今いるんだよ、と笑いをこらえながら電話を切って、いざ、日本橋、ヲタクの町へGO。

場所は父にちゃんと確かめていたので、少々一方通行にやられて回り道をしたけれど、無事ついて、まあ、こんなお店です。なんか、殺伐としてますね。

結構中は広いんです。で、お客さんも入ってる。ただ、可笑しいのは、みんな同じ角度で背中を丸めて部品を物色しているところ。で、中へ入っていくと、なんだか空気はよどんだ感じで、むーん、私、ここで見ていてもよくわかんないなあ、と思いつつも、私のアンプの部品だし、と、「部品皿」と書かれたトレイを持って、成り行きを見守っていたのですが、いやー、今日の主役の彼は、独り言を言ったかと思うと、一人で頷いて、うんうん、とか言いながら部品の引き出しを開けたり閉めたりしている。そのうち、指さし点呼みたいにやり始める。うーん、ヲタク様は不思議な行動をするなあ、と眺めていたのですが、それが延々続く。で、しばらくして、お皿に部品が。

こんな感じ。父がいつも「げじげじ虫」と呼んでいる部品と似ている。というか、そのもの?うーん、コレはなんだろう?と思って見ていても、まあ、私にそれがわかるわけもなく、ふむ、なんか可愛いかも、と思っているうちに、部品が着実に増えていく。

で、この頃になると、完全に自分の世界に入ってしまったのか、私が少しくらい話しかけても気づかないという境地に達し、相変わらず一人でメモとにらめっこしながらうんうん、と頷いてみたりしているヲタク様。で、実はこのお皿の他に、もっとおおざっぱに扱っていい部品を入れたお皿も増えて、むーん、そんなに部品って要るのか・・私はもうちょっとだけ買い足すくらいの気持ちで言っていたのだと思っていたので、だんだん不安になってきて。

ここまで部品が増えたところで、なんだか頭が痛くなってきて、心なしか気分が悪い。む?なにこれ、酸欠状態みたいになってきたぞ?と不調を訴えたところ、「外にでて、休んでおく?」と言われたので、まだ相当かかるんだな、と判断、お店の前にあった自動販売機で温かい飲み物を買って、お店の軒先で休んでいたのだけれど、だんだん本当にダメになってきて、ちょっと恥ずかしかったけれど、そこで座り込んで30分ほどを過ごしたかも。

で、今度は寒くなってきて、むー、と思いながらお店に入っていくと、やっとレジでお会計をしているところ、はー、なんだかヲタク様空気にあてられたよ、と言うと、当のヲタク様はぴんぴんに元気で、「そう?結構長く居ちゃったね」とにこにこ顔。次のお店に行くよ、とか言っているので、頼むからー、ちょっとー、休憩ー、したいよー、と懇願し、そこから表通りに出て、ヲタク様御用達な雰囲気の喫茶店に入るパワーはなかったので、ミスドに入って一息。うーん、どれくらいお店にいたんだろう・・と思って、駐車場のチケットを見てみると・・

・・・2時間が過ぎてる・・。

そりゃ、シンドイです。あたります。参りました、もう、許して下さい状態、でも、私のアンプの修理だし・・と、最後の力をふりしぼって次のお店へ・・行ったのだけれど、そこはもう、数分で私はリタイアしてしまって、ヲタク様にお任せして、元気づけに近くのCDショップに行ったところ、クラシックとジャズのフロアが期待していた以上の充実で嬉しい驚き、元気復活。大阪に戻ってきてからというもの、クラシックCDの数少なさが悲しかったのだけれど、ここに来れば結構あるんだー、と驚喜しながら、あっと言う間に4枚のCDを手に持ってレジへ。うふふ。嬉しい。

と、そのころにはさすがにヲタク様の頭の中にあった計画に必要な部品も揃ったらしく、日本橋から撤退してきました。ふう、疲れた。

で、ヲタク様は、というと、超元気で、まずは第一段階、と言いながら、ヘンなルーペを眼鏡につけて、試行中です。がんばって下さい。(-人-)ナムナム 。