a Christmas Rose

この前、縁談?の話をしていた患者さんが、クリスマスローズの優良種、貴重な苗を持ってきてくれた。なかなか手に入らない種類らしく、この人自身も、まだ花を咲かせるところまで辿り着いていないらしい。クリスマスローズは、種を蒔いてから花が咲くまでが長く、多分、来年のおわりか、再来年の初めのころに、花をつけてくれるだろう。しばらく離れていたから、また勉強しなおして、大切に育てますね、と言ったら、「もし枯れちゃったらまた持ってきますよ」なんて笑っている。あはは、おおらかな人だなあ、と嬉しくなったけれど、私は枯らしてしまうなんてことは、絶対にしない。しない、と言い切ってしまうのもどうかとは思うけれど、でも、自分の管理がうまく行かずに枯れてしまうなんて、悲しすぎるから。

嬉しいなあ。クリスマスローズ。ちょうど、昨日、そろそろベランダガーデニングに手を出していいかな、と思っていたところだったもの。ご縁は、向こうからやってくるもの。これを機会に、少しずつ復帰していこう。今度はジャングルにしてしまわないように気をつけなきゃ。週末には、グリーンの苗を買ってきて、長いあいだ空っぽだった鉢に植えよう。道具は捨てずに全部取ってある。土だって、肥料だって、袋詰めになっているのを持っているくらいだ。うふふ、嬉しくなってきた。

でも。poco a poco. ね。と、自分に言い聞かせる。