写真展、終了しました

ホテルニューオーサカ心斎橋での写真展「時をこえてー南風ー」終了しました。ご来場くださった方々、写真展のために色々と支えてくださった方々、本当にありがとうございました。

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今回、挺身のプリントでした。

「プリント綺麗だね」と言われることがイヤだった私。それは褒め言葉じゃない、と思っていたから。でも、今回は、それがイヤじゃなかった。「プリント綺麗ですね」と言われて「そうなんです、頑張りました。ありがとうございます!」と素直に喜べた。今までの私のプリントの中で、一番綺麗にできていたからか、と思っていたのですが、額を下げて、ふと考えてみれば、もしかすると今までは、自分のプリントが本当に綺麗だとは思っていなかったのかもしれません。どこかに迷いがあったのかもしれません。

プリントが綺麗だということは、一つの価値だ。

今回、そんなふうにまっすぐに思えた。大きな収穫でした。

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もちろん、プリントが綺麗だ、というのは、本当に褒め言葉ではない場合があります。ただ綺麗なだけ、という批判を含むこともあると思います。だけど、あのアレブレの森山大道さんのプリントだって、そばに寄ってみればものすごく綺麗。粒子感があるから、とか、そういうこととは別次元で、綺麗かどうか、ってあると思うのです。

もちろん、これは今の私の考えであって、これが正しいかどうかなんてことは、それほど重要ではありません。

私は綺麗なプリントが作りたかった。なので、やっと自分の中でのファーストステップがクリアできつつあるのかもしれません。

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きっとまだまだ先は長いんです。それでも、なんとなく、ああ、できた、綺麗にできた、と思えることは、とても幸せで、頑張ってきてよかったなあ、もっと頑張りたいなあ、きっとこの先には、もっと素晴らしいことがあるんだろうなあ、なんて思う、木枯らし一号の吹いた、週明け月曜日。

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しばらくは、しっかりと充電して、馴染みのギャラリーの企画展で恩返ししながら、制作を進めて行きたいと思います。

ありがとうございました。