久しぶりのオーディオ
週末は、東京方面のオーディオマニア友人宅に行ってきました。久しぶり。前回のレコード鑑賞会から、いろいろとまた機材だとか、調整だとか、変わっているようで、素人耳で聴いても音が違ってた。
というか、まあ元々圧巻な音なのだけれど、今回はいろいろとショッキングなことが。
1、今まで我が家の中小システムで聴いていて、これは弾き語り、と思っていたリッキーリーのアルバムが、実はベースの人だとかもいたこと。そういえば今までも聴こえていたけれど、存在を意識したことがなかった。相当なお気に入りアルバムで、聴いた回数は100回とは言わないまでも、それに近いかも、なのに。なのに。
2、超久々に聴いたバーンスタインNYフィルの「巨人」4楽章、これがまあ、音がくっきりと際立っていまして、いやいやこんなに粘着質だったっけ、とか、うーんイモっぽい、とかいうことも際立って聴こえたのだけれど、夜明けのフルートが聴こえたとたんに、涙腺が、だーーー。そこからは、もうダメ、音がカラダを揺さぶる揺さぶる、最後までだーだーに涙。終わったあとは疲れきっていました。うーん。
3、セシルマクビーのベースが、そこに、ほんとすぐそこにいるよ!なんだよ、それ。臨場感というよりも、まるで演奏者の中で聴いているかのような。観衆じゃないんだよ、もう、かぶりつき以上の、「そこ」にベースが。いやん。
とまあ、濃い時間を過ごしてきました。いやあ、オーディオっていいですね。
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とはいえ、例えば同じ装置を私が鳴らしたとしても、絶対にそんなふうには鳴らない。そして、私んちにある装置を彼が鳴らしたとしたら、もっといい音がするのも知っている。オーディオも一つの才能なんだよなあ。ほんと、すごい。んでもって、こういうことを感じる機会をもらっていることに、大感謝。