黒い訪問者

ベランダ仕事中にふと視線を感じてみてみれば、うわー、黒い子だ。隙間から覗いていたので、「どうしたの?」と聞いてみた。じっとこちらを見て逃げないのだけれど、首輪もないし、やせていて、目もイタい様子。うー、可愛い。

しばらくそばから離れる様子がなく、うわー、こまった、猫フードなんて今はないよー。

本当はいけないんだろうけれど、たまらなくて、朝食の残りのクロワッサンを、ごめんーこれしかないんだよー、とちぎっておいてみると、がっつく。お腹すいてたんだろうなあ…

ダメだ、何かなかったっけ、と冷蔵庫の中をあさって、チーズ発見。情にほだされて、あげてしまった。一生懸命食べる。

しばらくたったけど、まだ窓の外にいる。でも、何も言わず、静かな子。こちらへ何かを訴えるでもなく、そこでたたずんでいる。

窓のガラスをこちん、と叩いてみたところ、こちらを振り返ってじっと見ている。

ううう。

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もうしばらく雨が降らないといいなあ。