ここ数年で

アートに対する考え方、行動、生き方、そのあたり全てが変わって来ている気がする。人生の中にアートを。もっとそばに。もっと一緒に。そんな感じ。

それは自分自身が表現としての写真を見つけた時期とシンクロしていると思う。

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先日のNOMAギャラリーで見つけた宝物の一つ。ネコのBIRIGOROちゃんの小さな絵本。作者さんの家で、てんかんをおクスリで克服した、小さな黒猫の物語。

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BIRIGOROちゃんは、生まれつきの超能力ネコ、いつも自分の身を削って、びりびりと発電していました。その電気は、電車を走らせ、電灯をともらせ、温泉の電気風呂にも役立ち、それはそれは頑張っていつもびりびりしていました。

でも、ある日、BIRIGOROちゃんは、一人の女の子に出会います。その女の子は、絵がとても上手で、そして、とてもとても優しい女の子でした。

女の子はいいました。もう大丈夫、びりびりしなくていいんだよ。私と一緒に平和に暮らそ。

ほっとしたBIRIGOROちゃんは、それからたくさんのネコの仲間と一緒に、森のアトリエで平和に暮らしました。そして、女の子はたくさんGOROちゃんの絵を描きました。出来上がった絵はとても素敵で、その絵を見た人はみんな、女の子が大好きになりました。

たくさんの人に見守られて、今日も女の子は絵を描きます。たくさんの人が、絵の仕上がりを待っているのです。GOROちゃんは思いました。こうしてボクがモデルになるよ、おすまししているから素敵な絵をたくさん描いてね。それがボクの恩返しだよ。

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人のココロの中に物語を呼び覚ます、そんなアートに憧れる。あれ?このフレーズ、いつぞやの写真展挨拶文に書いた気がする。

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あ、物語は私が勝手に妄想しました^^
先生、ごめんなさい〜。(あ、旅行中かもしれない)