今朝の読書

朝のひととき、チランドシアハンドブック。

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Tillandsia。根っこがなく、空中の水分を吸収することから、エアプランツ、とも呼ばれる。

最近では、こういうラテン語(学名なのでラテン語)をエイゴ読みするのがはやっているらしく、日本人でも「チランジア」などと言ったりするのだけれど、本当は日本語のカタカナで表現するのであれば、「チランドシア」が適当だと思う。

他にも、ラテン語のエイゴ読み(もどき)は横行している。一部の学者さんなんかは、困ったことだ、と思っているらしい。

エイゴがスタンダードみたいに思っている人が案外多い、というのと、ラテン語が学名に使われていることを知らない人がいたりすること、というか、ラテン語の読み方を知らない人が多いのもイケナイんだろな。

医学解剖用語なんかもラテン語が多いので、私としてはラテン語っぽく読むほうが好き。

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「もどき」、と書いて思い出した。

チランドシア ウスネオイデス。くしゃくしゃの髪の毛みたいなヤツ。「オイデス」なので、「○○みたいなヤツ」という意味。で、ウスネ、というのは、木の上にくっつく苔みたいなヤツの名前で、それに似ているからウスネオイデス。なのだけれど、これが和名でも、その苔みたいなやつは「さるおがせ」。日本の山なんかにも、普通にある種類。んでもって、ウスネオイデスは日本には自生していないけれど、和名は「さるおがせもどき」という。そのまんま、和訳したんやね。

というようなことが、私には面白くてしかたない。