仕事場

やっぱり落ち着かない。ただ、患者さんの前にいるときには、なんとか自分を保っていられるのは、この仕事のいいところだろう。

地元オケの演奏会がせまってきているけれど、今回はお休みさせてほしい、と連絡した。あとホールでの練習を2回で本番だったのだけれど。

にゃーは点滴してもらって、少しは元気になっただろうか?獣医さんの言った、「飼い主さんに依存度の高い子なので、元気になったときに、私たちの手に負えるかどうか…」という言葉が頭の中で回っている。確かにそうかもしれない。ずっとずっと前、まだ東京で生活していたときのこと、1週間近く私が旅行をするときに、目黒で獣医さんに預かってもらって、そのときにも言われた。私がいないと無理、と。

そんなにゃーに、入院生活が快適なわけがない。もちろん、どんな子にとっても、快適とは言えないだろうけれど。

早く迎えにいきたい。診療予定が終わったら、すぐに(時間内でも)帰らせてもらうように、周囲に頼んだ。こういうときは、家族同然の小さな社会の中で働いていることが、ありがたい。