にゃー
入院しました。
お昼過ぎに急に元気がなくなって、これはいつもと違う、と病院をさがして連れて行ったところ、とても親切に対応してくださって、いろいろ検査などしてくださって。
大きな悪性の腫瘍が、腎臓にできていました。穿刺して採った細胞を見せてもらったけれど、私でもわかるくらいに、それは悪性度も高く、進行したものでした。見慣れた組織像を、自分ちのにゃーのもので見ることになろうとは、思ってもみないことでした。
とにかく、点滴するには時間がかかるらしいので、全身状態を少しでも回復させよう、ということで、今夜はおあずけすることにしました。
うちに戻ってきて、にゃーのいない部屋がどうにも悲しくて、やっぱり連れて帰ってくるんだった、と後悔しました。
明日、また様子を見に行くことになっているので、もう一度、先生にお話を聞いて、できればもう、連れて帰ってこようか、とも思っています。
考えなくては。これから、どうするか。
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「気づいてやれなかった」と言った私に、「猫はぎりぎりまで我慢する性格ですから、それはどうしたって無理なんですよ」と先生は優しく言ってくれたけど、それは、とても慰められる言葉ではあったけれど。