見上げれば

駐車場に行くまでの道、耳に時計をあてて、音を聴いていた。五月最後の風は爽やか、ふと見上げれば、青い空、高くに飛行機雲をひっぱった白い機体が小さく見える。

いろんな気持ちがごちゃまぜになって、一瞬、立ちつくした。

時計は、それでも時を刻む。愛らしい音で、規則正しく。