汐留の朝

今朝は時間に余裕があるので、ゆっくり眠ってみようと思い、目覚ましは9時前にかけていたのだけれど、目覚めてみればやっぱり6時過ぎ、完全な体内時計にちょっぴりうんざりしながらも、もちろん、もう一度眠ろうと試みるもやっぱり無理で、しかたない、起きてゆっくり支度して、早めに出かけるかな、と動きだした。

今日、泊まっている部屋は、「レディスルーム」なる設定で、アメニティが女性向き、基礎化粧品なんかが揃っていたり、ふわふわの泡が作れるネットがあったり、髪をまとめるゴムがあったりなのだけれど、まあね、私は基礎化粧品は合う合わないが激しいので自分のいつも使うものをちゃんと小分けにして持ってきているし、わりとどーでもいいラインナップ、あ、一つだけ嬉しいのがあった、マイナスイオンドライヤー。これで髪を乾かすと、全然違う感じに仕上がるのはいい感じ。あと、お部屋には加湿器(加湿器より空気清浄機が欲しい・・朝から、くしゃみ、鼻水、涙目全開で、つらいよー)と、フットマッサージャーが備え付けてある。んで、せっかくだから、朝だというのに(考えてみれば昨夜、眠る前にしてみればよかった)、足裏マッサージ by マシンを試みているわけです。うーん、やっぱ、人の手でしてもらうのとは違うなあ。当たり前だけど。

今回、汐留を選んだのは、東京駅から比較的近くて新しい(もう新しくもないか)エリアなので、ホテルが清潔だろう、ということがあったのだけれど、それ以外に、実は汐留ってどんなところなのか、ちゃんと知らなくて、漠然と憧れみたいなものを持っていた、というのがあった。東京で働いているときに、私の勤めていたのは法人組織のいくつかある医院の内の一つ、日比谷のクリニックだったのだけれど、その法人がもう一つ医院を汐留に出すかもしれない、という話がでたとき、そこを任されることになるかも、とかいう話がちらっと出ていて。汐留という街のカラーに私が合っている、とトップが思ったのだろうから、そこはどんな場所なんだろう?と今頃になってそれを思い出して、あ、一度見ておこう、客観的に自分を見る、一つの要素になるだろうな、と思ったからだったりもする。結局、その医院増設の話はなかったことになり(競合する法人なんかに負けたんだろう)、私は東京から大阪に戻ってくるまで日比谷の医院にいたのだけれど。でも、こうして来てみると、たしかにここは大手企業、それも日比谷の医院のあった場所から比べると、個性の違う華やかな企業が多いとは思うけれど、街としては薄っぺらい感じだし、あんまり好きになれなかったかもしれないな。でも、街は、景色やお店だけで決まるのではなくて、そこにいる人でも大きく変わるから、こんな週末に見たところで、判断はできないのだろうとは思うけれど。トップの考えていたことは、大体わかった気がしたけど、ああ、そっかー、あの人は私をそう見ていたのか、とちょっとがっくり。私が自分の中で一番いいところだと思っている要素は、人にはあまり見えないらしい。むーん。

なんてことを考えながら、足裏マッサージ機、「足裏しっかりコース」3クール目、わはは。