で、アンプ。

修理を待っている間、うとうととしていて、音がでて目が覚めて、あ、ちゃんと音鳴ってる・・と思って見てみれば。

なんだか、景色が違ってる・・・。

眠い目をこすって見てみたけれど、なんだか違う・・というか、え!なにこれ!なんかヘン!なんだか全然わからないけど、ぎゃはは、なんかおかしー!と、一気に目が覚めて、いや、でも、ちゃんと音は出てるし、ピアノの音も割れてないし、左右の音バランスもちゃんと直ってる(直ってるというのだろうか)し、しかし、何が起こったんだ?と騒いでいる私の横で、妙にハイになった修理人は、「ふっふっふ、これが第三段階だ!」とか謎の台詞を言ってるし、うーん、確かに魔の日本橋行脚で「4段階でちゃんと考えてるんだけど、アキバにならあるような部品がなかったり、そうすると、またそこで考えて選ばなきゃならないから、ちょっと時間かかるんだよ」とか言ってたな。4段階ってのは、私にしてみれば、中を触る段階を言っているんだとばかり思っていたけれど、これが第三段階だっただなんて・・

というわけで、プリアンプは拉致られました。

で、こんなものをあっと言う間に自作してしまう、この人はいったい何者?と思ったけれど、「こんなの誰だって作れるよ。あいつだって、あいつだって・・」という具合に次々に友人の名前が出てくるのだけれど、そんなものなんでしょうか。

ぱっしぶあってねーたー、とか言うものらしい。

うーん・・何とも趣深い佇まいです。

これは、私の音楽三昧の日々をなんとか続けられるように、と考えていてくれたらしい。そう思うと、なんだかじーんとした。修理の途中で心配して電話を下さった某専門家さんにしても、今回のこの修理人さんにしても、ほんとに、私は恵まれてるんだなあ、と思うと、涙が出た。遠路はるばる、ありがとう。

と、こんな顛末でした。昨日はほんと、色々と濃い一日だったなあ。