ジャズと父

朝、父に、2枚のCDを渡してあった。Count Basieの”April in Paris”と、"Basie in London"。一枚は、父にプレゼント(というと聞こえはいいけど、実はダブって買ってしまった・・)、一枚は、「貸してあげる」と恩着せがましく。

そしたら、さっき、「今日は、帰ったら楽しみや。」とか言うから、「なに?」と訊くと、「おまえに借りたCD聴くねんや」という。「あはは、そっか」と軽く流したふりしたけど、なんだかちょっとじーんときた。

そういえば、昔、まだ私が未成年だったころに、父は、「いつかジャズを聴きに行こう」と言っていたなあ、なんてことを思い出した。得意げに「ジャズの生演奏が聴けるところがあるんやで」なんて言っていたのだけれど、どこのことだったのかな。

少しずつジャズのことがわかるようになったら、今度は私が父に教えてあげよう。こんな音楽もあるよ、こんな曲はどう?なんて。