歩く

最寄り駅の一つの側にあるスーパーに買い出しに行ってきた。徒歩、私の足で10分すこし。ということは、普通に表示されるなら、5〜6分というところなんだろうな。でも、行きは坂道を登る感じだし、うーん、ちょうど私の実家から最寄りの駅に行くような感じ。ルーティンに歩くのはちょっとなあ、という距離(軟弱)。でも、車で行くとあっと言う間についちゃうので、たまにはこうやって歩いて行くのもいい。

新御堂筋を少し入った裏道を歩くと、とても静かだ。マンションがたくさん建ち並び、いかにもニュータウン然とした風景。歩いている人なんて、やっぱり全然いない。この辺りの人たちは、車で移動がデフォルトだろうな。通勤通学なら駅まで歩いたりもするんだろうけど。でも、まだところどころには竹藪も残っていて、ああ、ここは千里丘陵だなあ、と思わされる。(元々、千里丘陵は竹藪ばっかりだった)

行った先のスーパーは、嬉しいことに夜10時まで営業していることを知った。9時までだとばかり思っていたので、今まで仕事帰りに寄ったりしたことはなかったけど、それなら便利。阪急系列なので品揃えも悪くないし、今日嬉しかったのは、ドンクのパンが入っていたこと、私はここのバターブレッドがとても好き。一袋買ってきた。明日の朝が楽しみ。(単純)

往復、私にしては、結構な距離を歩いたことになる。ゆっくりぼーっとしながらだから、疲れはしないけれど。でも、歩くってのは、時間を気にしなくていいのであれば悪くない。血流がいつもと変わって、脳みそに行く血が増えるのか、ちょっといいことを思いついたりもする。まあでも、今日思いついたのは、ああ、じたばたしたって仕方ないんだよなあ、なんてことだから、いいこと、とは言えないか。いつも、じたばたして、じたばたしすぎて疲れて、あー、じたばたしても仕方ないんだよなー、と思い、そして心静かにしばらくは過ごし、そしてまた、忘れた頃にじたばたが始まって、みたいなことをずーっとしている気がしてきた。あ、これを繰り返しているなあ、ということを認識したことが、今日のちょっぴり新しい「いいこと」かな。でも、これさえも、気づいてはまた忘れた頃に・・と繰り返しているような気がしないでもない。

少し小雨が降ってきたので、最後は早足で歩いた。マンションのドアを開けて入ったときに、かかっていたジャズは、いつもとちょっと違ってボーカル物だった。しっとりとして、悪くなかった。